2015年4月14日火曜日

数学準拠問題集不要論

結論から言うと数学は教科書ガイドのみ必要。準拠問題集は不要。英語は教科書ガイド、準拠問題集ともに必須。※ただし無い場合はガイドのみで可。

教科書ガイドや準拠問題集買うべきか悩んでいる人もいると思う。中学生の勉強の場合、まず定期テスト対策と入試対策に分ける。定期テスト対策は教科書ガイド、準拠問題集となる。その前提から、入試参考書の中で兼用できるもの不要なものをカットして厳選している。また、高校になると基本的な選択指針は同じであるものの難易度、量自体が多くなると同時にガイド(解答)があってもわからないことも出てくると思う。中学レベルでは最悪丸暗記してしまえば良かったものが対応しきれなくなってしまうことはよくある。問題と解答を埋めるものが授業であり教師なのですが残念ながら教師にも出来不出来の差が存在する。

教科書などの解答もしくは学校配布教材の解答を配らない教師の言い分はこうだ。

『授業きかなくなる』
『当てても答え黒板に写して終わる。』

つまり答えを配るとサボる。自分のやっている授業は解答冊子以下だと露呈しているにすぎない。通常は問題と解答があってもわからない部分があるから教師の解説がいる。授業の形が配布教材に対応していないのに勝手に税金やら教材費として取られることは納得いかない。高校卒業資格という単位認定が大学受験には必須で彼らはそれを権力として握っているからどうしようもない。自分の能力を理解し、内職させてくれる教師は勉強出来なくても神様。

わからない問題もアプローチの仕方を変えると理解できる場合がある。例えば、問題、解答に至る理由、解答。当然その順番だけれども時として日本語訳がわかるから英語の解説部分が理解できるとか、意味わからないけど読めるようになるとか部分的に崩していくと全体の理解につながることがある。中学生の古文なんか時間的にも高校レベルの暗記量を要求できないから当てに行くというか古文読み慣れを主としている。古文読める、品詞分解、文法理解、訳ができるという流れではなく、最初に日本語訳を知る、古文読める、この場合品詞、文法はこれという流れ。

また定期テストは教科書から出すが入試は教科書から絶対出題されない。だったら教科書やらなくてよいのか?というとやって欲しい。絶対当たらないけどかなりの高精度で掠ることと教科書の問題はかなり優秀で洗練されているという点。教科書ガイドも完璧ではないことが多いけど最低限教科書の理解としてガイドもしくは準拠問題集にあることは押さえておくというスタンスで臨んでほしい。

以下にまとめ

<高校受験>
英語…教科書ガイド、準拠問題集必須
教師が授業が出来ないかどうかに関わらず必須。音読と解説の熟読。

国語…準拠問題集必須。 教科書ガイドは教師の授業が下手で読解のポイントがわからない場合のみ必要。授業がわからないというのは、『声がガラガラで聞こえない』とか『教科書と全く違う授業する(有用かどうかや教授能力と無関係。)』 臨機応変に自己判断。特に中学生の古文漢文は読み慣れるということが重要なので日本語訳など配布しない場合は必須。ただ、量が少ないので参考書、問題集で事足りる。

数学…教科書ガイド必須。 準拠問題集は問題が変わるので不要。

理科…教科書ガイドは授業がダメな場合は必要。例えば私の理科の教師なんか(他のクラスは書き込み式ノート中心。クラスにも配布されたが使用せず)プリント学習等と言ってph間違えちゃうとか全く教科書の問題取り扱わず授業する場合。実験間違えたり失敗が一度でもあれば無能教師として判断ok。準拠問題集は不要。

社会…教科書ガイドも準拠問題集も不要。参考書が兼用可。

<大学受験>
英語…教科書ガイド、準拠問題集必須。似たような学校から準拠問題集配られても答えついてない、分量が少ない場合は必須。一部参考書は教科書ガイドと準拠問題集が1冊になってたりする。単語まとめなどは不要。高校教科書のガイドは出来が酷く一体どうやって勉強させるというのか全く意味が分からない。本末転倒だか教科書選びは一番マシな教科書ガイドから選びたい。ただし、解説は薄く訳も漠然と記載されているだけなのでどの英語の部分がどの日本語訳か、SV等構造分析は無いので自分で突き合わせる必要がある。他のすべての教科書にも全訳がのっている教師用教科書があるのだが通常は入手不可能。教科書問題と利権か営利目的化?構造分析風のスラッシュリーディングも撲滅させたいところ。ガイド作ってる奴がただ無能なだけだったりして…生徒側として使えるのは以下。

『(新課程) 大修館版 教科書ガイド 「Compass English Communication I Revised」 (教科書番号 337)』
『教科書ガイド 大修館版「コンパス E コミュニケーション II(Compass English Communication II)」 (教科書番号 311)』
『教科書ガイド 大修館版「コンパス E コミュニケーション III(Compass English Communication III)」 (教科書番号 309)』
カタカナ発音記号あり。たまに解説さぼる。意訳と直訳を分けて欲しい。現時点では最高の教科書ガイド。

『教育出版版 教科書ガイド 高校英語 Communication I』
『教育出版版 教科書ガイド 高校英語 Communication II』
やっとコンパスに対抗できる教科書ガイドが出来た。コンパスかワンワールドを指定している学校へ進学しよう。カタカナ発音記号は無いが解説さぼらない。

『教科書ガイド 啓林館版 ビジョン・クエスト E.E.Ⅱ Ace [英Ⅱ 322] 』
『教科書ガイド 啓林館版 ビジョン・クエスト E.E.Ⅱ Hope [英Ⅱ 323]』
コミュニケーション英語のエレメント、ランドマーク、フィットのガイドは全然駄目。ここまで教科書ガイドの方針が違うと啓林館は特別指示をだしていないのかな?ビジョンクエストは難度別でもいずれも良い。偏差値65以上の中高一貫高校以外はスタンダードからホープのライン。コア指定でレベル低いと感じても例文を暗記するくらい読み込めば良い。

『教科書ガイド ビスタコミュニケーション英語1』
『教科書ガイド ビスタコミュニケーション英語2』
フォント何とかせい!和訳がのっているというガイド

『教科書ガイド東京書籍版オールアボード1』
まさかの東京書籍ダークホース。ちょっと様子見。和訳あり。
数学…ガイド必須。準拠問題集不要。教科書傍用問題集の解答配らないもしくは回収されてしまう高校は入学した人が悪い。教科書の問題だけは丸暗記。

現代文・古文・漢文…準拠問題集必須。上記と同じく授業ダメなら、もしくは授業の苦行から解放されるならガイドも買った方が早い。学校から完全準拠問題集配布されても解答配られない場合はガイドも買う。

理科…問題ほとんどついてないけどガイド必須。さっぱりわからない人も化学物理の問題は丸暗記。準拠問題集は不要。

社会…いずれも不要。といっても教科書は読みますから捨てないように。