2015年7月26日日曜日

マドンナ古文とその批判

一般にマドンナ古文を絶賛する人と批判する人がいることはネット上にあふれているからすでに知っていることだと思う。そのあたり見解を少しずつ修正し双方の誤解と偏見を解きたいと思う。
わたくしは素人なので問題の指摘は専門家に任せたい。 問題点を指摘する場合は自分だったらこう解くというのをのせて欲しいがそれをやっていない講師ばかりで困る。

まず、初めに売上上位のマドンナ古文もジゴロも富井の~もグリデン(古い?)を参考書として紹介していないことから批判側なのかと思われると思うが違う。

『どんな手法を使っているのかきちんと把握すべき』というのが私の意見


そもそも古文が難解なのは初めに文節に区切り、文法的解釈をしながら授業が進められることだ。先生は実は古文を読んだ瞬間訳というか情景が理解できるから文 法的に説明できる。本来なればもっと日本語訳を現代文でやってから古文と突き合わせるような授業の方が古文嫌いを少なくさせるような気がする。ここで嘆い ても仕方が無いので次に行く。

まずyoutubeに挙がっている東進の伊藤潤先生のサンプル講義を聞いて欲しい。



普通フローチャートや判別などはよほどバラエティ色が濃い雑誌等でない限り例えば科学的、工業的物質の判別などは肯定で聞かれyesなら確定と順番に決まっていく。しかし、古文はそうでなく、

尊敬語を伴っているか?No→使役/Yes→使役の対象は明らかか?Yes→使役/No→主語は最高敬語にふさわしい人物か?Yes→尊敬/No→使役

なんというかノラリクラリ、一つ目以外は質問自体もふわっとしてて…すっきり授業するなら 使役の対象が明らかか?という質問はすっ飛ばして

使役は尊敬語が伴わない。尊敬の場合は対象が最高敬語にふさわしく尊敬語を伴っている。例外で尊敬語を伴っていても使役の対象が明らかな場合は使役。とすれ ば良い気がするが恐らく使役の対象が明らかな場合が多いのだろうか…いや、やっぱダメ。すっきりできない…というスパイラルに陥る。まさにスパイラル古文!伊藤先生の授業は素晴 らしくあくまで古文の問題点。東進で選ぶならとるべき授業だと思う。また<すさすしむ>なんかわかりやすい部類。余談だが法学部に進む人はもっとあっちに いったりこっちにいったり結論は!!!!といいたくなる授業ばかりだから覚悟しておくように。

だいぶ脱線した。古文の古典的瀕死(品詞)分解と判別のどこから覚えたら良いのか?全部覚えろ的授業が古文嫌いを増やしている気がする。とにかく初めに覚えるべきは意味ここでは 助動詞自体、使役と尊敬とその訳語である。

マドンナ古文は全訳せずに古文単語と古典常識と読解、文学史、文法を使ってわかることだけ読み取って答えていく手法である。そして参考書を売るためのマーケティングと予備校講師としての飯のタネがそこにある。

あなたがもし参考書を売るためにどういう手法をとりますか?勉強のできない子になんと言って売りますか? 例えばこんなのはどうでしょう。

『センター試験を過去分析すると600語で99%カバーできる』
『全訳する必要はありません。たった重要単語230個でよいのです』
『○○だったら100%この意味だ!!』

 別に他意はない。勉強をどんな言われ方をすればやりたくなるかだ。さっきのすさすしむだって尊敬か使役2択だろ?言い切ってくれた方が当たるし納得してしまう。

実際マドンナ古文単語を見ていくと見出し230語たまに複数あって約270語派生含め約380語これにはこっそりついてる敬語は含まれていない。古典常識と 合わせると600overということになる。もちろんほかの単語集も派生語等含めると増える。マドンナ批判も見出し語だけで判断して230じゃ足りないと いっているレビュワーは分析型の影響を受けすぎて本当のところが見えていない。立ち読みすらしていない場合だってある。実際に本屋に行って自分の目で確かめてほしい。

また私自身が薦めているコゴタロウ 300だがコゴタロウ200と被るのでやるならいずれかで良い。どっちもやれという人は河合塾の回し者かぱらぱらとめくって語源理解型だ最高!タイトルだけ読んでセンターと私大がある!両方やれば完璧と思ったに違いないが全く読んでないだけと思われる。余談だがコゴタロウ300が派生語等含めると収録語数 は400over、コゴタロウ200が300overだ。土屋の古文単語222は750個ほどあったと思う。

あまり収録語数にとらわれず自分が覚えやすいと思ったもの、コンセプトなど含め自分の好みで選んで欲しい。個人的な見解として、古文のごろ合わせ、音楽合わせ、収録語数が多すぎるものは覚えられない気がする。英語のコラムでも書きたいが長文読解の中で覚えるべき単語と理解して覚えるべき単語というのがあって古文の場合は解説が必要ない基礎単語というものを長文の中でやる必要はない。何故ならそれは現代語と同じ意味なのだから。

マ ドンナ先生の手法でやって問題にぶちあったって例外として修正というスタンスでれば問題ないような気もする。単語を一つでも覚えてみようと思わせたら勝ちだと思う。マドンナ古文を適当にやって間違いだと騒ぎ立て教科書を読んでいるだけの瀕死分解教師にすがると大変なことになるので初めからわれ関せずとして私が紹介した参考書を信じてやっていってほしい。

このブログの推奨としては、関谷、望月、元井、コゴタロウ。非推奨として、マドンナ、富井、板野、グリデン、村井、批判だけで自分の手法言わない教師(生徒に方法論を伝えきれない者も含む)、教科書ガイド代読講師。



2015年7月12日日曜日

TOEIC対策

成績の良い生徒にTOEIC対策どれやれば良いのかわからないときかれ取り急ぎ探しました。 私自身全く受けておらず公式問題集と予想問に目を通しただけなのであしからず。


『1駅1題 新TOEIC TEST文法特急』
『新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編』
一番売れてる特急シリーズの中で使えるの数人しかいないかもしれない。花田氏はかなり良い。とりあえずこの二冊でTOEIC慣れ。


『TOEICテスト超リアル模試600問[MP3音声付]』
花田氏の総合対策問題集。どれも使いにくそうなので解説がしっかりしているのを選んだ。


『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編』
公式問題集は最新以外やらなくて良い。問題作成側から見て何度受けても同じスコアでるようにするなんて至難の業。難化も仕方なし。


『新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6』
『新TOEIC TEST 900点特急II 究めるパート5』
特急シリーズで使える二人目の加藤氏。


『速読速聴・英単語 TOEIC TEST STANDARD 1800』
『速読速聴・英単語 TOEIC TEST GLOBAL 900』
過去の公式の単語等分析網羅出来ているので単語・長文・リスニング対策はこれで。 こんだけやってどのくらいとれるのだろうか?私もやってみようかな。