
『古文教室 古典文法編 改訂版 (超基礎がため)』
古文アレルギー解消になる一番最初の古典文法参考書。古文が読めるようになるには古語、助動詞、助詞、活用、敬語、判別等一体何をどこから覚えれば良いのか指針を示してくれる。説明は現代語で超基礎というだけあって噛み砕いて説明されている。いきなり活用表を暗記しようとすると挫折するのでまずは意味から繰り返し読んで覚えよう。

『基礎からのジャンプアップノート 古典文法・演習ドリル 改訂版』
望月古文教室での理解を演習するドリル。まとめを確認したあとノートに解答欄を簡易に書いてチェック問題と練習問題を行う。復習時は別冊解答を全てコピーして持ち歩く。解答を隠しながら頭の中で解答すれば良いだろう。次にテキスト通り解くというよりは古文と日本語訳を何度も眺めているうちに問題の例文もすらすら訳せるようにする感覚だ。

『つながる・まとまる古文単語500PLUS』
河合出版のコゴタロウ300と200をレイアウトを改善して重複を取り除き、グループ化や古典常識も含めたような理想の一冊。問は無くなったが「入試」という形でポイントを示してくれている。学校の授業は減り難易度は変えられずセンターの傾向が継続するであろうから対策は変わらず難しい。現時点で単語を重視する以外の対策は見つからない。次点で『春つぐる頻出古文単語480 (河合塾シリーズ)』

『大学入試 全レベル問題集 古文 1 基礎レベル 改訂版』
伊藤 紫野富先生の基礎長文型古文。このシリーズの良い所は縦書きの古文再掲(本文)に左に日本語訳、右に文法事項、下段に語句が載っているところ。望月基礎文法もジャンプアップノートもかなり重複して同じことをやらせている。一見、無駄なことではあるのだがほぼ9割の古文教師は何から書き始めるかというと活用表を埋めよと識別である。順番が違うだけで全く別物になる。とにかく、古文とその意味から覚えよう。東進のレベル別も良いが全品詞分解は不要。必要なとこだけであとは慣れるほど読み込むことが大事。本番で全品詞分解させるテストがだされるようになれば東進にしよう。

『大学入試 全レベル問題集 古文 2 共通テストレベル 三訂版』
今まで『古文 基礎問題精講』を指定していたが変更。正鬼先生のがダメなわけではないのだが、ようやっと紫野富様が本気を出した。共通テスト対策はここまでと予想問で終わり。

『大学入試 全レベル問題集 古文 3 私大標準レベル 改訂版』
私大標準レベルまでこれで行ける。
※このページの下に漢文対策あり



『古文解釈の方法 (駿台受験シリーズ)』
『古文解釈の実践 1(日記・随筆篇) (駿台受験シリーズ)』
『古文解釈の実践 2(説話・物語篇) (駿台受験シリーズ)』
全然評価されないのは古臭く使いにくいレイアウトのせいか…。英語で言う精読・英文解釈型の参考書。これまで覚えた古典文法を使ってどのように解釈するか入試レベルまで引き上げてくれる本。重要なことがさらっと書いてあったりする。はじめの一歩シリーズは被ったり初歩であるがゆえに難しい場合があるので不要。望月や全レベル古文で暗記した順序が縦だとすると横のつながりも取り扱う。合わない人はすっ飛ばして全レベル4でok

『大学入試 全レベル問題集 古文 4 私大上位・私大最難関・国公立大レベル 改訂版』
新入試対応の問題集。設問の意図、古語、文法等の確認とその演習。これまでやってきた勉強の集大成として逐語訳は難しいが大意をつかめば解答出来ることを理解・確認するための問題集。解説もかなり詳しいのでしっかり読み込もう。

『漢文早覚え速答法 パーフェクト版 共通テスト完全対応 (大学受験Vブックス) [ 田中 雄二 ]』
漢文の勉強としては句法と読解。漢文の配点や特性上2次までの難しさと共通テストの水準で対策の難しさがある。漢文に慣れながら10の公式、コレだけ漢字91で読めるようになる。とにかく繰り返し理解暗記。句法でより詳しく難しいものは文脈で学ぶ漢文句形とキーワード [ 原安宏 ]。

『漢文 (河合塾series)』
精選問題集のシリーズにしては易しめから始まる。解説も最高に詳しく問題の質も良い。早覚え速答法のパターンの確認と肉付け。
読解で他に使えるものは3冊。得点奪取漢文改訂版 記述対策 (河合塾シリーズ) [ 天野成之 ]。高校生のための古典ライブラリー 漢文名文選 故事成語編 [ 三上 英司 ]高校生のための古典ライブラリー 漢文名文選 史伝編 (教科書関連 副読本) [ 三上 英司 ]